スクールガールストライカーズ SCHOOL GIRL STRIKERS Animation Channel

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「スクールガールストライカーズ」アルタイル・トルテ座談会 第2回

MEMBER 美山椿芽役石原夏織 澄原サトカ役日高里菜 夜木沼伊緒役沢城みゆき 沙島悠水役花澤香菜菜 森まな役小倉唯

TALK

01 『スクスト』の魅力

演者の皆さんから見た、アニメ『スクスト』の魅力を、改めて教えてください。

アフレコの開始当初から、物語のテンポも良くて楽しい雰囲気の作品だなと感じていたのですが、やはり私個人としては、椿芽の目線で作品を見ることが多いんですね。椿芽は過去の記憶が無いという背景があって、そのせいでアルタイル・トルテの仲間達とも、どういう風に絡んでいけばいいんだろうと、探りながら演じていたところもあったんです。でも物語が進むにつれて、仲間達との接し方が私の中でも明確になってきて、「あ、椿芽はこういうテンションで振る舞えばいいんだ」ということがわかるようになってきました。そうすると、さらにこの作品の持つテンポ感や面白さを感じられるようになってきました。終盤になるにつれて、少しシリアスな展開も増えてきて、「このままシリアスモードに入ってしまうのかな?」と想像していたら、やっぱりシリアスな中にもコミカルな描写もちゃんと残されていて(笑)。そういうバランスが『スクスト』の魅力なのかなと感じています。張り詰めるばっかりじゃなく、心がホッとできるシーンも大切にされていると思います。

『スクスト』という作品の世界観は、独特なんだなぁと、オンエアを見ながら改めて思いました。確かに、登場している女の子達はみんな可愛いんですけど…それだけに留まらない方向性があるというか…(笑)。

(笑)。

いろんな方向に飛び抜けているキャラクター達が、とにかく面白くて…見ていて和みます。さっきの夏織ちゃんの話にも出てきましたけど、強敵と戦ったりするんですがシリアスになりすぎることはなく、ひたすら前向きに物語が進んでいく。見ているとこちらも前向きになれる作品ですね。それに…戦ってるオブリの見た目も、なんだか可愛いですし(笑)。ちょっとゆるキャラ風で(笑)。

アフレコのときに(モルガナ役の)三石(琴乃)さんから、戦闘シーンの「ノリ」について質問されたりしました(笑)。「グーで思いっきり敵を殴りにいったりするんですけど、大怪我とかはしない感じです…敵とは真剣に戦っていますが、根は詰めすぎない感じで…」なんて説明をしたりしていました。登場人物が戦いに臨む「命がけ度」のようなものって、最初はちょっとつかみにくい作品なのかもしれないですね。

確かに(笑)。私達も1話の戦闘シーンでは、ディレクションでかなり力加減を調整されましたよね。

始まる前は、もう少しハードな感じを想像してたんですよ。それこそキャラクター達が傷を負ったり命の危険に晒されたりすることを覚悟してたんです。…ただ、実際にアフレコが進んでいくと「どうも思っていたのと違うぞ?」と気付かされましたね(笑)。作品全体の雰囲気がシリアス一辺倒になりすぎない…かといってけっして不真面目ではない。私自身、あまり体験したことのないタイプの作品でしたので、最初は座りどころがわからないというか、ちょっと戸惑いもあったんです。ただ、4~5話あたりまで物語が進んでいくと、「全員でボケて全員でツッコむ」みたいなキャラ同士のパス交換が上手く転がり始めた実感が出てきて。なので、6話でココナッツ・ベガが突然、漁船に乗って登場してきても、もう驚かなくなってました(笑)。その流れでの7話のオディール登場で、せっかくできた世界観が見事に一気に崩されて、この先どこへ向かうのかと…(笑)。

アプリゲームからのファンの方には、(6話の)釣りのシーンですとか、ちょっとクスっと出来るポイントなんかもあって。ずっと応援してくださってきたユーザーさんに対するサービスも踏まえつつ、TVシリーズから楽しんでくださっている方も、どんどん癖になっていくような会話のノリであったり、とっつきやすくほっこりできるようなシーンが描かれていくのは、この作品の魅力なのかなと思います。前回の座談会(※作品の公式HP掲載)で、「このチームにはツッコミがいない!」というお話で盛り上がっていたんですが、最近はもうチームの仲もだいぶあたたまってきまして(笑)。ちゃんとツッコミが入ったりするようになってきましたね(笑)。キャラクターのバックボーンも…例えばまなの過去がわかってくることによって、伊緒との関係性に深みが出てきたり、より「仲間感」というものが深まってきて、そういう部分もこの作品の魅力なんだと思います。

アプリゲームという原作からずっと通して関わらせて頂いている作品ですので、個人的にも思い入れのある作品です。アプリでは個人個人での別録り収録が多かったので、みんなで集まってアフレコが出来るというのも楽しみでした。アフレコを進めていくうちに、かけあいの距離感やキャラクターの新たな魅力なんかも、どんどん増していくんだろうなという予感はしていたんです。まなはチームのムードメーカー的なポジションだろうとは思っていたんですが、実際にアニメが始まってみると「ここまで天然な子だったのか!」と驚かされることも多くて(笑)。でも、天然でボケているんだけど本人はいたって大真面目なところなんかも…。

オンエアを見ていても、「本当にいい子だな~」なんて思いましたね(笑)。

そういう新しい一面もアニメで発見することができて。周囲のツッコミ不足という不安はあったんですが、物語の進行とともに伊緒ちんのフォローも入るようになってきたり、ありのままのまなの姿が仲間に受け入れられているという関係性の安心感も出てきて。調和の取れた5人だからこそ、視聴者の皆さんにも、きっと魅力的に映るんだろうな実感するようになりました。

02 キャラクターの成長

キャラクターの成長という部分について、もう少し詳しくお話を聞かせていただきますでしょうか?

最初はみんな、キャラクターに設定されたプロフィール通りの子達という印象だったんですが、話数が進んでいくうちに、違う側面が見えてくることも増えてきました。例えば、椿芽が妙に「キュイジニエール・サジマ」について深追いしたりするじゃないですか(笑)。

(笑)。

「そうか、椿芽って物事をハッキリさせたい子なのか」みたいな。そういうコダワリの強さが感じられたり。まなは、表面的にはふわーっとしているように見えるんですけど、実はきちんと物事に対してカタを付けたいと思っている子なんだと気付かされたりもしましたね。悠水も、ハイテンションでボケキャラなのかなと思いきや、意外と他者へのツッコミが真面目だったり(笑)。

何気にチームのバランサー的な役割をこなしてますよね(笑)。実はちゃんと空気を読んでるんですよ。誰かが悩んだりしているのを見つけると、真っ先に声をかけたり、周りのことをちゃんと見ているんだなと。

1話で猫を助けてるシーンを見た時は「大丈夫なのかな、この子…」と少し不安になったんですけど……ちゃんと常識人でしたね(笑)。

逆に、冷静なキャラなのかと思っていたサトカちゃんが、どんどん面白キャラになっていって(笑)。

私もツッコミポジションなのかと思っていたら、ボケ側のほうが多くて(笑)。アフレコ現場で以前、花澤さんとお話していたんですが、悠水とサトカで、ボケ・ツッコミのセリフが続くことも意外と多いんですよ。サトカって最初はアコとか他のチームの子とのやり取りや、1人でぼそっとつぶやくようなシーンが多かったんです。けど、回を重ねるごとにチームの一員として積極的に行動したり、それこそボケたりツッコんだりしてくれるようになってきて。それがとても嬉しく思っています。

サトカは、一緒に行動するキャラによって、色んな顔を見せてくれるキャラクターだなって感じます。

椿芽は、最初はリーダーとして「これでいいのか?」と悩むシーンも多くて、それを伊緒が励ましてくれたりしていたんですが、最近はもう吹っ切れてきたのか、ちゃんと先頭に立ってチームに号令をかけたり出来るようになりました。前に出ると、それなりに傷つく場面も出てくるんですが、そういう時はやっぱり仲間が後ろを支えてくれてて…。でも以前とは違って、みんなが背中を預けられるくらい、椿芽もリーダーとして頼もしくなれているのかなと。

まなの変化は、悠水と似ているのかもしれないですね。最初はとにかく「ハッピー!ラッキー!」みたいな、ひたすら明るくて楽しい面が強調されるようなシーンが多くて。でも話数を追うごとに、特に降神三姉妹が登場してから以降は、まなの意外な過去の話も出てきたり、序盤では考えられないくらい真面目でシリアスな展開を担ったりするようにもなりました。でもきっと、そういったまなの姿をファンの皆さんに見せられたことによって、彼女なりの信念や守りたいものがあって、その上でのあのポジティブさなんだということがわかっていただけたんじゃないかと。後半の展開では、ただ明るいだけじゃない、まならしさというのが、良い形で発揮できていると思いますね。

伊緒については、最初の立ち位置は「文武両道、しっかりしたお姉さんキャラ!」みたいなイメージでしたが、エピソードによっては一番のんびりしているような印象を受けたり、シーンによって見えてくる顔が違うキャラクターだなと思います。あと、オンエアを見ていて気がついたことがあるんですけど、アルタイル・トルテのメンバーって、一緒にシャワー浴びてるシーンがよく出てくるんですよね。「同じ釜の飯を食う」っていうか、「裸の付き合い」みたいなものが、あのチームにはあるんです。みんなでお風呂に入ったりすると、やっぱり急激に親睦は深まると思うんですよ(笑)。だから伊緒も、素直な自分をさらけ出して、あの輪の中に入っていってるんじゃないかなと感じます。まぁもちろん、サービスシーンの一環ではあると思うんですけど、チームワークの向上という面においても意外と大事な要素なっているんじゃないかと(笑)。