声優の皆さんのアフレコについては、いかがでしたか?
キャストの皆さんも話されてる事だと思いますが、アニメになって初めて他のキャラとの掛け合いの描写を演じることになったので、そこは新鮮だったんじゃないかと。役者の皆さんも、掛け合いに関しては手探り状態でアフレコが始まったんですが、シナリオの話でも出たシリアスとギャグのバランス感覚であったり、そういったものも含めて、スタッフとキャストでリアルタイムで作り上げていけた感じはあります。なので、中盤以降にもなると、ノリを掴んできたキャストさん側から、演技について提案されるような事も増えてきたりしました。
ここ最近のアフレコでは、この子ならどこまでやって大丈夫かもう完全に皆さん掴まれてますからね。もっとこの先も見てみたいという欲求が出てきます。
自分は、外せない仕事と完全に被ってしまっていて、アフレコ現場には立ち会えなかったんです。でも、出来上がったフィルムを見てて特に感じたのは、「だんだん椿芽の声に、力が入ってきているな」と。物語上の椿芽の成長ともリンクしていて、そこがすごくリアルに感じられたんですよね。
確かに、石原(夏織)さんが、どんどん椿芽ちゃんになっていく感じは、僕もアフレコを見ていて印象的でした。ゲーム版の収録では、それほどドラマチックな台詞も少なかったですので。
最終回を楽しみに待っているファンに、メッセージをお願いします。
『スクスト』という作品には、本当に色んな魅力が詰まっていて、今回のアニメで表現できたのは、そのほんの一部だと思っています。その一部の魅力ではありますが、ファンの方々には楽しんでもらえるように精一杯、制作しています。残すところ、あと最終回のみとなりましたが、椿芽達が何を決断し、どう行動し、結末を迎えていくのか、楽しみにして頂ければと思います。よろしくお願いします。
今作は「Animation Channel」というサブタイトルが入っている通り、原作のゲームとはまた違った世界線の物語ではあります。なので、ファンの方にゲームとは違った楽しみを届けられたのなら、スタッフとしても嬉しいことです。ぜひ、最後まで楽しんで頂けたらと思います。
今回、アニメの放送タイミングにあわせて、アニメで登場したコスチュームをアプリでも実装したり、2話で登場したキャラクターパペットを使った告知イベントをやってみたり、ゲーム中で実際に彼女たちが「アニメを作る」イベントを開催してみたり、アニメとゲームの相乗効果で盛り上げていけたらなと、この3ヶ月間頑張ってきました。どうにか最後までやりきることが出来ましたので、いろいろ楽しんでもらえたのなら幸いです。ありがとうございました!……ちなみに、監督から「(※アプリのアニメ制作イベントで登場させた)《作画崩壊オブリ》が夢に出てきた」と言われた時は、ちょっと責任を感じましたが!(笑)。
そのオブリとは、いまもまさに戦ってる最中だから!(笑)。